英首相「EU離脱辞さず」 新移民の福祉制限 条約変更必要

キャメロン英首相は二十八日に演説し、欧州連合(EU)域内からの英国への移民を制限するために、新たな移民は四年間、福祉手当などを申請できなくするとした対策を明らかにした。実施にはEUの条約変更が必要で、キャメロン氏はEUが認めなければ「すべての可能性を排除しない」と述べ、EU離脱も辞さない考えを示した。

 キャメロン氏は「国民は移民の数はコントロールされるべきだと望んでいる」とし、入国六カ月以内に就職できなければその後の滞在を許可しない▽所得税減免や子ども手当受給・公営住宅入居は四年間居住した後に申請可能とする▽母国に子どもを置く出稼ぎ労働者は子ども手当を受給できない-などの対策を示した。

 キャメロン氏は「わが国の社会福祉制度は働く英国人の税金で賄われている。税金を支払わずに福祉の恩恵だけを受けるのは認められない」と強調した。

 EUは域内の移動の自由を基本原則の一つに掲げ、移民にも居住国の国民と同じ社会保障制度を保証すると定める。このため、新たな対策にはEU条約の変更が必要となる。

 キャメロン氏は、移民に関するEU改革を成し遂げた上で、二〇一七年末までにEU離脱の是非を問う国民投票を行うと既に表明。演説では「われわれの懸念は理不尽ではない。もし聞き入れられなければ、すべての可能性を排除しない」と語った。

 英メディアによると、キャメロン氏は当初、移民の受け入れ数自体を制限する案を検討したものの、EUの原則に抵触するためEUの合意は得られないと判断して見送ったという。

 英政府によると、EUからの移民数は過去一年間で約二十三万人(今年六月時点)に上り、全移民の約40%を占める。


2014年11月29日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014112902000132.html







日本の社会制度が食い物にされている疑惑が、また発覚した。会計検査院が、外国人と結婚した日本人や、海外に家族を残して日本で働く外国人の扶養控除の状況について調べたところ、扶養する家族が多いため、控除額が高くなり、所得税がゼロの人が全体の7割近くに上っていることが分かったのだ自民党の片山さつき参院議員が問題点に迫った。


「現在の制度では緩すぎます。真面目に税金を払っている人が不信感を持ちかねない。控除対象をヨーロッパ並みに、直系尊属(=自身の父母、祖父母)と実子のみに限定するなど、早急に制度の見直しをすべきです」  元財務省の片山氏はこう語る。いち早く、『月刊WILL』(2013年1月号)で問題を指摘していた。


扶養控除は、親族を扶養する場合に経済的負担を軽減するものだが、以前から「税金を逃れるために悪用されている」といわれていた。会計検査院が7日に内閣に送付した「13年度決算検査報告」で、乱用が疑われる実態が明らかになった。

片山氏はまず、「(冒頭の前提者のうち)12年の扶養控除額が300万円以上と高額で、扶養親族の居住地が確認できた1426人を調べたところ、扶養親族数は国内が1264人で、国外が1万2786人と、何と10倍以上もいたのです。さらに、納税者1人が扶養する親族数は、国内だけの場合は平均5・9人ですが、国外を含むと平均10・2人に跳ね上がり、そのうち57・6%が2親等や3親等の姻族まで含んでいたのです」と語る。

問題はまだある。高額所得者ほど国外扶養親族の人数が多く、控除適用額と推計減税額が高額になっているのだ。

片山氏は「所得金額が695万円未満の納税者が申告した国外扶養親族数は平均で8・9人、推計減税額は約20万円ですが、所得金額が1800万円以上の場合、それぞれ14・2人、約222万円でした。結果、国外に扶養親族を抱える68・8%が所得税がゼロになっていた。その中には、所得が900万円以上もあった人が17人もいたのです」と語る。

税務署では、国外の扶養親族が要件を満たしているかを確認するのは、なかなか困難のようだ。日本は今後、技能実習制度を通じて、外国人労働力を受け入れなければならないが、大丈夫なのか。

片山氏は「控除制度の悪用が多発する可能性は否定できません。米国では、子供の扶養控除を認めるには半年以上の同居が必要で、直系尊属以外の傍系尊属(=自分より上の世代に属する伯叔・父母など)は課税年度を通じた同居が要件です。英国では、実子は国外にいても控除対象ですが、養子は居住要件が課せられます。制度の見直しは不可欠です」と語っている。 (ジャーナリスト・安積明子)


2014.11.21
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141121/plt1411211545005-n1.htm



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