「韓国に対する米国の欲求不満」 米誌に透ける“嫌韓”…朴政権の曖昧な態度、中国シフトが気に障る



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アジア外交に関する1本の論評が注目を集めている。タイトルは「America’s Frustration With South Korea」。直訳すると「韓国に対する米国の欲求不満」となる。この記事は日米韓3カ国の関係を軸にした外交記事だが、熟読すると韓国に対する批判的な視点が盛り込まれているこ とに気づく。国際社会で日韓関係の悪化が論じられる場合、「双方に非がある」となる傾向があった が、執拗なまでに日本批判を繰り返し、米韓同盟の信頼性を疑わせるような行動に出る韓国への 意識変化が米国内で起き始めていることをうかがわせる記事と言えそうだ。


■中国との連携強化、米国との結びつき劣化

 注目を集めているのは、アジア太平洋地域の国際問題を主に論じるオンライン雑誌「ザ・ディプロ マット」に載った記事で、筆者は中国・北京を拠点とするフリージャーナリストのハリー・リー氏だ。  記事は、日米韓の3カ国による同盟関係は軍事・外交上の重点をアジア太平洋地域に移そうとす る米国の「リバランス政策」の要石だと強調している。

 記事は前半と後半に大別される。前半では「日本寄りだ」と指摘された歴史問題をめぐるシャーマ ン米国務次官による発言やその直後に起きた米国のリッパート駐韓大使が襲撃された事件を取り 上げている。そして、先の大戦から70年となる今年、慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話の見直しを求める動きなどで日本と韓国の間には険悪なムードが流れていることを指摘している。

 注目したいのが後半部分だ。韓国にとって中国が重要な貿易相手となり、まもなく自由貿易協定 (FTA)が発効される見通しになっているのに加えて、韓国から多くの学生が中国に留学するなど、 中国との経済的な結びつきや文化交流の活発化が韓国の外交政策に影響を与え始めていると分 析している。その一例として、米国が韓国への配備を求めている高高度防衛ミサイル(THAAD) に関して、朴槿恵政権は曖昧な態度を取り続けていることを指摘し、中国は安全保障面で米国と の結びつきを弱めるよう韓国に圧力をかけるだろうと推測している。


■韓国メディア統制まで求める中国の恫喝外交

 事実、韓国紙の韓国日報が3月16日に報じたところによると、中国外務省当局者が昨年9月末、 THAADの韓国配備について在中国の韓国大使館関係者に対し、「親韓路線の変更につながり かねない重要な問題」との懸念を示し、強く牽制(けんせい)したと伝えた。同紙によると、韓国メデ ィアがTHAADをどう報じるかにも懸念を示し、韓国政府に「現実的に不可能な言論統制」を求め たという。

 一方、リー氏の記事では、日本は米国と安全保障政策で歩調を合わせ、集団的自衛権の行使 容認に踏み切ったほか、ミサイル防衛(MD)システムにも参加しているとしており、対米関係にお ける日韓の動きを対照的にとらえている。



■韓国に対する「冷やかな視線」

 日本、中国、韓国の3カ国関係をめぐってシャーマン氏は2月27日、政治家らが安易に国民の歓 心を買うために「旧敵国」を中傷し、「ナショナリスト的な感情」をあおることに懸念を表明。韓国内で はシャーマン氏の発言に対して、「慰安婦問題での対応を求める朴大統領に自制を促した」と受け止められて反発が広がった。

 また、1期目のオバマ米政権で東アジアを担当したキャンベル前国務次官補は3月13日、日韓 関係の悪化について「米国にとって有害であり、これを直さなければリバランス政策はできない」と の見解を表明している。朴政権は慰安婦問題などの歴史問題を軸に国際社会で対日批判を展開し、市民団体などが米国内で慰安婦像を設置するなど日本国民の名誉と尊厳を貶める行為を繰り返してきた。

 国際社会では韓国のこのような行為を黙認・放置する傾向があったが、シャーマン氏の発言に続いて、言論界でも韓国に対する「冷ややかな視線」が出てきたことは、潮流が徐々に変わりつつあ ることを示しているといえそうだ。(3月24日掲載)

ソース:産経ニュースプレミアム<「韓国に米国の欲求不満」米誌に透ける“嫌韓”…朴政権の曖昧な態度、中国シフトが気に障る>
http://www.sankei.com/west/news/150427/wst1504270006-n1.html






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