ピースボート、海上自衛隊の護衛でソマリア沖航海 「主張とギャップ」の声

国際交流団体ピースボートの旅客船が5月3日、アフリカ・ソマリア沖を航行した際に、海上自衛隊の護衛艦「ゆうぎり」の護衛を受けていたことが明らかになった。ピースボートはソマリア沖への自衛隊派遣に反対しているため、主張との矛盾を指摘する声も出ている。


海上自衛隊がFacebookで護衛の様子を掲載した。この写真を元自衛官の自民党、佐藤正久参院議員が、Twitterで取り上げて「海賊対策での海自派遣に反対。主張とギャップ 皆さん、どう思われますか?」と疑問を呈した。ツイッター上には賛否それぞれの声が寄せられている。



■約1200キロを一緒に航行
ピースボートは3カ月で世界の約20ヶ国を訪れる「地球一周の船旅」をしながら、乗員同士が国際交流を深めるという船旅の企画を行っているNGO団体。Facebookによると、現在航海中の第91回クルーズは、4月29日にスリランカ・コロンボ、5月12日にギリシャ・サントリーニ島に寄港したという。

海上自衛隊広報室によると、ピースボート側から国土交通省への依頼を受けて、ゆうぎりはアデン湾内約1200キロを一緒に航行した。通常の日程だと2泊3日程度だという。アデン湾内では、2009年から2隻の護衛艦が派遣されており、1隻がゾーンディフェンスと呼ばれるパトロール活動、もう1隻が旅客船や商船などと海上で待ち合わせ、付き添って安全な航海を守る活動に従事している。

ハフィントンポストはピースボートの広報担当者に電話取材し、事実関係や佐藤議員への意見を尋ねたが、「詳しいことはわからない」と話した。

2009年にもピースボートは同じ海域で護衛艦の保護を受けながら航海したと産経新聞などが報じていた。当時の産経新聞の取材に対して、依頼したのは旅行を企画した会社とした上で、「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(旅行会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。


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