ある殺人事件にみる米社会に巣食う「固定観念」の怖さ

一年以上待っていた殺人に関する裁判が、最終局面に差しかかっている。11日に最終弁論があり、12日から陪審団が審議入りし、殺人で有罪となれば、25~30年の服役となる。

 事件は昨年2月26日に起きた。フロリダ州サンフォードにあるゲートとフェンスで囲まれた高級住宅地内で、非武装だった黒人の高校生トレイボン・マーティン(当時17)が、白人のジョージ・ジマーマン(29)に至近距離から銃殺された事件だ。

 ジマーマンは正当防衛を主張しており、当時も警察で取り調べを受けたものの、釈放された。しかし、その後、「非武装だったのに黒人差別ではないか」といった批判がソーシャルメディアで広がり、それを米メディアが後押し。再捜査が始まり、事件発生から約2カ月も経って、ジマーマンが殺人容疑で逮捕された。


 6月に始まった裁判は、テレビカメラも法廷に入り、証人の証言を、裁判担当記者が細かく分析するという騒ぎになっている。また、弁護団はソーシャルメディアを通じて、募金を呼び掛け、これまでに7万7000ドルも弁護費用が集まっている。これで、有罪評決が出れば、ソーシャルメディアやメディアが再捜査への道を開いた珍しいケースとなる。

 しかし、そのプロセスには幾つかの問題がある。この事件がなぜ、再捜査に導かれたのか振り返ってみる。





 トレイボン・マーティンの名を知ったのは、筆者が参加したデモの現場でだ。昨年春ごろ取材していた若者の反格差運動「オキュパイ・ウォール・ストリート(ウォールストリートを占拠せよ)」のデモに行くと、マーティンの写真や名前が表示されたプラカードを多く見た。調べてみると、フロリダ州での事件で、警察がジマーマンを釈放したことを批判するものだった。

 当時、デモで見たマーティンの写真は、10代前半ぐらいかと思うような黒人少年の写真だった。それに比べて、ジマーマンの写真は、頬が首に埋まっているがっしりした白人の顔だった。事件の様子を知らずに、デモでその写真をみるだけで、「黒人の人権運動のころのように、白人が黒人を差別して殺害した」と思わせるに十分だった。

 ところが、その後、マーティンは17歳で、あどけない少年でないことが判明。通信社が事件当時流した写真は、マーティン、ジマーマンともに、当時よりも数年さかのぼる写真であることが分かった。

 つまり、フェイスブックやツイッターで全米に広まり、ジマーマンの逮捕を求めて広がった運動は、メディアが当初に流した写真のイメージにつられた部分が大きい。

 また、マーティンは非武装だったものの、過去に薬物所持や宝石窃盗の疑いで、高校を3回も休校させられていたことも明らかになった。

 一方で、ジマーマンは、住宅地に一時的に滞在していたものの、地域防犯のコーディネーターに選出され、何度か「不審人物をみた」として、警察に電話をかけている。しかし、警察が不審人物を逃がしたとして、不満を募らせており、マーティンの姿をみて「家々を物色している。怪しい」と警察に通報した際も、「奴らはまた逃げる」と警察を批判している。その上、「追いかける必要はない」と警察の通信係が告げたにもかかわらず、マーティンをトラックで追いかけた。

 また、メディアによると、ジマーマンは、自分のブルドッグを防犯として、放し飼いにしていることに近所から文句を言われたため、警察から銃の携行を許されていたという。

 目撃者はいるかというと、二人が芝生の上で取っ組み合いをしているところを見た人物はいるが、1メートル以内の至近距離でマーティンがジマーマンに撃たれたところは、誰もみていない。

 つまり、再捜査に至ったプロセスは、「黒人差別」という見方と、「白人なら黒人差別を背景に黒人を殺害する可能性が高い」という、白人をステレオタイプに見る、二つの「固定観念」が、メディアや世論を動かした経過といえる。

 こうした状況で、裁判の中の何が、決定的な証拠となって、有罪、あるいは無罪となるのか、とても興味がある。

 しかし、ここで怖いのは、やはり米社会にある人種に関する「固定観念」だ。事件と裁判は、さまざまな人種の中に住んでいる怖さを思い出させる。


2013年 7月 12日

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324195104578600811879826562.html?google_editors_picks=true





黒人少年射殺の自警団員に「無罪」評決 全米で脚光浴びた裁判


米南部フロリダ州サンフォードの住宅街で昨年2月、丸腰の黒人少年を射殺し、殺人罪に問われた元自警団員のジョージ・ジマーマン被告(29)に対し、地元の陪審団は13日、無罪評決を下した。

 この事件をめぐっては、「正当防衛」を理由に被告が1カ月以上も逮捕されなかったことが「黒人差別」だとして、全米各地で激しい抗議デモが相次いだ。

 事件は、高校生のトレイボン・マーティンさん=当時(17)=が父親の知人宅に徒歩で向かう途中に発生。トレイボンさんは被告に不審者と思われて呼び止められ、激しくもみあった末に射殺された。被告は第2級殺人(計画性の薄い殺人)罪で起訴された。

 検察側は「警官気取り」の被告が銃を撃つ必要もないのに、トレイボンさんの胸を撃ち殺害したと主張。被告側はこれに対し、もみ合った際にトレイボンさんが被告の頭を地面に強く打ち付けるなど、命を危険にさらしたため発砲したなどと主張していた。

 無罪評決を受け、サンフォードでは大勢の地元住民が「トレイボンに正義を」などと叫んで激しく抗議した。


2013.7.14

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130714/amr13071412110002-n1.htm





ポチッと応援クリックお願いします m(_ _)m


国際政治・外交 ブログランキングへ

★お勧めする「大手企業運営の優良出会い系サイト」★

これらの出会い系サイトは大手企業が運営して
いますので、安心して利用することができます。


 一番にオススメするサイトです⇒ハッピーメール
 
他の出合い系サイトとくらべても女性会員数が圧倒的に多く、
出会いのチャンスがとても高いサイトです。
やはり女性会員の多いサイトは、出会いのチャンスも多いです。
出会い系初心者は、まず、このサイトをオススメします。
安心して利用できる有名老舗サイトです。


⇒料金が月定額制で使い放題「ラブサーチ」

料金は月額固定制ですので、
料金を気にせずに出会い系サイトを
使い方には最適です。
「6ヶ月コース」なら、月1,980円で
使い放題なので、
女性の扱いに慣れていない出会い系初心者の男性でも、
6ヶ月以内には女性と実際に会うことができるはずです(笑)
89%の会員が4ヶ月以内に出会いに成功しているそうです。
女性と確実に出会いたい男性には、
この「6ヶ月コース」をオススメします。
真面目なタイプの女性会員が多いのが
特徴です。



⇒ミクシイグループのワイワイシー

あの 「ミクシイ」グループが運営 している出会い系サイトです。
出会い系サイトに登録するのは、どうしても「不安」
という人は、こちらをオススメします。
ミクシイグループが運営しているだけに、女性会員も多く
出会い系サイト初心者の男性でも、安心して
利用できます。
会員の約80%ほどが出会いに成功しているサイトです。








関連記事